コラム

社長より♡スタッフへ

2022/07/13

夏の日差し眩しいこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

弊社では、毎年恒例のペアレントカンファレンス!(研修会)コロナ禍で行いたくても出来ず・・・

今年は、社長よりありがたいお言葉をスタッフ一同へいただきました。(^_-)-☆

 

議題.1 森田明洋より心をこめて

6月某日、

眼を細め、パソコンに向かう社長の姿があった。

その視線の先に何をおもう それはこれからのペアレントの未来。

パット見 こわもて(強面)  こころはおちゃめな

代表取締役 もりた あきひろ(森田 明洋)

今回は社長からお話をいただきます。

 

みなさん、毎日懸命に現場で勤めていただきありがとうございます。

ペアレント代表の森田です。

欧米諸国では感謝の気持ちを「ありがとう」の言葉だけではなく、ハグしたり、ホッペにちゅっちゅしたりして感謝の意を表しますが、ここ日本でそれをやっちゃうとセクハラで訴えらるので、本当は私も皆さんにしたいのですが我慢します。

2022年現在、会社設立から23年目。ペアレントスタッフ総勢125名。

これまでの皆様の健康、元気、笑顔、頑張りに謹んで御礼申し上げます。

コロナウイルスドタバタ劇がようやく幕引きを迎えたと思いきや今度はロシアによるウクライナ侵攻という愚かな戦争の幕開け。感染症で多くの命を無くしたにも関わらず、人間同士で殺しあう戦争勃発とは。こうした一連の出来事は、世界中の人々の生活を圧迫し、物価の高騰と共に、私たち介護事業者にも多大な影響をもたらしています。度重なる人災・天災からくるダメージで私たちペアレントはノックアウト寸前なのか?否!ダウンしてたまるか?負けてたまるか!という断固たる決意と共に本題に移ってまいりたいと存じます。

今回の私のメッセージの意図は、純粋に皆様への感謝を伝える事ともう一つ、これからのペアレントの方針です。

近年、福祉・介護の課題は、人材不足だと言われています。お金をたんまり持っている大企業であれ、吹けば飛んでしまいそうな小さな会社であれ、一様に人材不足という課題は深刻です。「将来の訪問介護を担っていく若手の育成」「若返り作戦」などというフレーズを掲げている会社もある中、ペアレントは何をキャッチフレーズにしてやっていくのか。

先日、スタッフ池田さんに「職員の年齢層を調べて」と頼みました。出てきた数字がこれです。

80代2名、70代24名、60代35名、50代28名、40代24名、30代6名、20代2名

一番多い世代は60代なのですが、もっと詳細にすると60~65歳が21名。70~75歳が22名で、世代別でいうと50代に次いでトップ2です。ペアレント稼ぎ頭?はなんと私のおふくろ世代。80代の2名に関しては、もはや国宝級に貴重で大切な人材です。世間では、訪問介護事業所も老々介護になっていると嘆く経営者もいるようですが、そいつは何もわかっていない大馬鹿野郎です。後継者は若くないとだめなのですか?後継者とは、その道を繋ぐ者、引き継ぐ者です。ペアレントを次世代につないでいく者は、20代~80代全ての者なのです。若い方が入社してくる分は、当然喜ばしいことだし大切にします。が、今一番大事なのは、60代、70代の人材増強と育成だと考えています。

70になってそろそろ引退かなと考えているあなた!

あなたこそ!ペアレントに!いや!全ての介護現場に必要とされる人材なのです!!!

調理経験の少ない女性が訪問先の冷蔵庫を開き、「あるもので調理して」と頼まれて、どれだけの人がそのニーズに応えられるでしょう。掃除機のかけ方、雑巾がけ。どれだけの方が笑顔で出来るでしょうか、
笑顔で訪問介護のできるレジェンドたちは、60~70代だということを再認識した今、力を入れるべき会社の方針、成功するための手段方法が見えてきます。

ちなみにヘルパーさんで月に20万相当稼ぐ方が数人います。そのうちの一人はもうすぐ70歳になります。50代の方もいますが、20万稼ぎたい理由は家庭を守るため、孫にお小遣いを上げるため等と様々です。

「福祉・介護は給料が安いという概念をぶっ壊す」が今後掲げるペアレントの方針の一つです。

根底からぶっ壊すことは、政府による法改正でよほど革命的な大改造がない限り不可能ですが、常識を少しだけぶっ壊すことは可能です。

40代、50代のヘルパーさんで総合支援法に基づくサービスも含め、現状の2倍の現場をこなせる人材を育成します。もっとわかりやすく表現すると、20万稼ぐヘルパーさんを少なくとも10人育成すると言うことです。一方では、

レジェンドヘルパー(60~70代)の増員です。

今まで数字にこだわってこなかったペアレントが今になって何故、現場の数を増やすことやヘルパー増員に力を入れるのか。答えは、年に二度の特別手当をより高額にしたいからに他なりません。この特別手当は、国の制度を利用したものなのでサービスを行ったボリュームに100%比例するという理があります。やればやるほど全て自分に返ってくる理は、これまでの福祉・介護の世界ではほぼタブーとされていましたが、この理をフル活用することで常識をぶっ壊すことができるのです。

全てのやりがい・モチベーションがお金とは思っていませんが、悪循環を好循環に変化させる起爆剤にはなると考えています。

残念ながらこの成果はすぐに見えてくるものではありません。何故なら他の介護事業所との比較に時間がかかるからです。扶養内で働きたい人たちの事情を踏まえ、実績を増やしていくためには様々な壁がありますが、向こう3年しっかりと数字を見ながら、給料アップからの満面の笑顔を勝ち取るために全力で頑張りたいと思います。

最期に、私は経営者としての資質を踏まえ、これといった取り柄があるわけではありませんが、その分「懸命な人」「頑張っている人」を全力で守り支えることをここに誓って私のメッセージを終わりたいと存じます。

これからも未来永劫よろしくお願いいたします。

代表取締役 森田 明洋

 

 

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